Women Techmakers Scholars Program 2018

もう2ヶ月が経とうとしてますが,10月にWomen Techmakers Scholars Programに参加してきました! 思い出に浸りながら,感じたことなどをまとめていきたいと思います。(記憶が怪しいが)

WTMとは

本題に入る前にまず通称WTMと呼ばれているWoman TeckMakersとは何か簡単に説明すると

Google's Women Techmakers program provides visibility, community, and resources for women in technology. Women Techmakers

Googleが主催する,テクノロジー分野で活躍する女性のコミュニティです。

今回私が参加したのはその中の一つであるScholars Programでした。

Through the Women Techmakers Scholars Program - formerly the Google Anita Borg Memorial Scholarship Program - Google is furthering Dr. Anita Borg’s vision of creating gender equality in the field of computer science by encouraging women to excel in computing and technology and become active leaders and role models in the field. Scholars Program

要するにテクノロジー分野を学ぶ女子学生を奨励して,ロールモデルになってほしいという想いが込められているプログラムです。 この分野は女性が少ないということもあって,そこを活発にするような指導者になってほしいというものです。

応募まで

知ったきっかけはTwitterでの去年の参加者のTweetでした。 見た瞬間に,応募することは決めていた私ですが,英語ということもあり身が小さくなる一方・・・・ でも,英語できないからって応募やめるか?というのも自分的には違和感があって,現時点での英語力を全て出して書類を出しました。

なんと書類選考を通過し,英語と日本語での面接。 選考された時は嬉しかったけど,同時に英語大丈夫かな・・という気持ちもあって結局不安はずっとありました。

後から知りましたが,25,000人から73人が選ばれて,その確率なんと約0.3%

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光栄すぎる....!

詳しい選考プロセスは,今年の参加者が超丁寧にまとめてくれているので,割愛します。

proton-yoko.hatenablog.com

Scholars Program

さて,このプログラムには3つの要素

  • Scholarship
  • Retreat
  • Community

がありますが,詳しくは分けて書いていきます↓

Scholarship

本当にありがたいことに,奨学金が貰えます!Googleすごい・・・。

Retreat

同じようにコンピュータサイエンスを学ぶ仲間達やGooglerと交流する場のことです。

今年は2018/10/10 〜 10/13の3日間で行われ,Google Singapore Officeに招待されました!

Day 0 - 10/10

いざ!Singaporeへ!

海外といえば台湾には行ったことあるのですが,今回完全に1人旅だったため,不安と楽しみが入り混じった出発となりました。

香港を経由してSingaporeへは夜中に到着。

ホテルは2人1部屋とルームシェアになっていてアジアのどこの国の人なのか,かつ名前も分からない状態で0日目が始まりました。本当にドキドキしたの覚えてるw

ルームメイトは中国人のWeihong!お互い自己紹介などをし,ガハガハ笑ったりとすぐに打ち解け,一安心したのでした。

Welcome Dinner

この日の夜はオーストラリア,中国,香港,インド,韓国,日本など多国籍で組まれたテーブルでDinnerをしました。最後にはカラオケ大会が始まって,みんなで歌ってワイワイしました!

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Day 1 - 10/11

いよいよ,ワークショップの始まりです!

Bias Busting

無意識にかかるバイアスをどう意識していくかを考えるセッションでした。 確かに先入観だったりで,見た目で判断してしまうのは誰しもあるもの...🤔 どういったバイアスを抱くのか,それに対しての改善策を考えていきました。

www.youtube.com

このセッションで流された動画をこちらにもシェアします!

Singapore Office Tour

初日ということもあり,Google Office Tourもありました!

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Fun Activity: “Journey to the Unknown”

複数人でグループになって謎解きゲームを行うというもの。これめちゃくちゃ面白かった。謎は解けなかったんだけど,チームメイトと作戦を練って,いかに効率よくゲームを解くかで個人的にはすごく印象的でしたね。最初なのでゲームで仲良くなろう!みたいな狙いだと思います。

その他には,Techな話だったりGoogleで働く女性エンジニアの話,Kickstart Puzzle CodeLabでコードを書いてみたりと,楽しい一日が終わったのでした!

Day 2 - 10/12

Community Outreach Brainstorm

日本人で集まって,帰国した後の活動について話し合いました。女性にテクノロジー分野を学びたいと思ってもらうために,対象にあったアプローチ方法を考えたり,今後色々と考えて試していく必要があると感じました。今回このプログラムに参加した動機の一つとして,沖縄の女性エンジニアを増やしたいという気持ちがありました。そのため,そういった活動の一つとして,11月にRails Girls Okinawaを開催しました。初めての沖縄開催!(これも後ほど別でブログにまとめていきます)

その他にはFormer Scholars Panelなど,過去に参加したOGによるRetreat後の活動についてのお話がありました。

Day 3 - 10/13

Scavenger Hunt Begins!

チームでのワークショップ。シンガポールを観光しながら指定された箇所で写真を撮ってポイントを稼ぎ,チーム同士で競い合うゲームみたいなもの。見知らぬ土地を協力して探してみたり,一緒にご飯を食べたりと交流を深めました!制限時間があったので,最後は猛ダッシュ!!!まさかシンガポールで全力ダッシュするとは思いませんでしたが,いい思い出になりました。

最終日だったので,最後は色んな方と写真を撮って思い出を作ったのでした...!

この三日間では,上記に挙げた以外にもたくさんのワークショプが組まれていたのですが,その一部をpick upしています!

Community

最後の三つ目の要素が,WTMやRetreatで出会った仲間達と今後も繋がれるよ!というもの。

実は先月に行ったベトナムで,Retreatで出会ったベトナムの子とハノイで再会しました!!(その内容は別でブログに書きます)

収穫

たーくさんのものを得てきました💪

精神的収穫

楽しかった記憶ばかりですが,やはり一番は同じscholarsの仲間と出会えたことが大きかったと感じています。同じような志を持っている仲間との繋がりを得られたことが本当に嬉しいです。来年から就職で上京しますが,東京に行くと日本のScholarsがいるので会えるがすごく楽しみです。しかも日本だけじゃなくアジアにいること,世界が広がる感じがしてとてもワクワクしてます!

物理的収穫

精神的にも得られるものはたくさんあったのですが,ワークショップで得られたものたちが,コチラ!

帰国後,そしてこれから

結局最後まで英語の不安と戦っていたざーなかです。正直に言葉の壁はすごく感じました。英語がもっと喋れたら聞きたいことも聞けてたし,もっともっとお話が出来たのになと感じています。それでも私のペースに合わせてお話してくれたり,一緒に行動してくれたscholarや,選んでくださったGoogleの皆様に本当に感謝しています。 でも分かったのは英語が流暢ではなくても海外へ行けるし生きて帰ってこれる!!!! 少しの英語が通じた時,相手の言っていることが分かった時,どれだけ嬉しかったことか・・・。 次会った時には普通にお喋りできるようになってやろうと強く思ったのでした.....!!!!!

さて,大事なのはこれからの活動です。 これから英語も含めて自分が積むべきキャリアは,どうであるべきか,どうしたいのか。 正しいことを正しく学んでそれを伝えていける人間でありたいと思っています。技術的な話においても,人間的な観点でも。

そしてTryし続けることを忘れないでいたい。Try「し続ける」,すなわち継続ってすごく難しいことなんだけど,一番強力なものでは?と最近思っています。特別大きいことをやろうとか,大小の問題ではなくて,好きなことからでもいいからやり続けていこうかと。要は,できないからと思って諦めるなってこと。お?やりたい?やるぞ〜!的なスタンスです。

心残り・・

実は物理的収穫の中にGoogleのリュックもあったのですが,最終日のバスの中に忘れてしまうという残念な出来事を発生させました。あ〜。最終日ということもあって話が熱くなりすぎたんです(言い訳)

もう一つは,ルームメイトと最後の挨拶がきちんとできなかったこと。 帰る飛行機が朝6時だったということもあって,早めに空港へ向かうため同じ日本人の部屋で一緒に過ごしたので,会う時間もなく日本へ帰国...。 また再会したいと願うばかりです。

最後に

テクノロジー分野で学んでいる女子学生のみなさま!! この素晴らしすぎるプログラムに是非応募してほしい。知ってほしい! 全力でオススメします!!!